愛犬の夜の散歩

夏が近づき、暑くなってくると、愛犬の散歩も夜少し涼しくなったころに行くようにしている飼い主さんが多くいらっしゃることだと思います。

我が家でも、春の頃は日差しがまだ残る夕方に行くのを日課となっていましたが、梅雨が明けるころになると夕方でも西日が暑くアスファルトの照り返しがピークを迎えることもあって、愛犬の散歩は、日が暮れたころに行くようしています。

しかし、反面では、日の光を浴びれないことは、犬の健康に良くないとも言われています。そのようなメリットとデメリットをどのように解決すれば良いのかを夜の散歩での注意点を含めて、少しお話をさせていただきます。

目次

愛犬の夜の散歩での注意点

暗い夜の道を愛犬と散歩する時は、昼間の散歩とは違っていくつかの注意点があります。以下の注意点に気をつけて、安全で楽しい散歩を行ってください。

安全対策

リードとハーネス

夜は見通しが悪くなります。愛犬が突然走り出すといったことも考えられますので、リードは短くしっかりと持つようにしてください。また、愛犬の行動が予測しづらいため、ハーネスも首に負担がかからないものを選びましょう。

光るアイテムの使用

犬の首輪やリードに反射材やLEDライトをつけると、車や自転車からの視認性が高まります。散歩をさせる飼い主さんも反射材やライトを身に付けるとさらに安全です。

暗い場所は避ける

夜道はあなたにとっても危険です。街灯のある明るい道や歩道を選んで散歩をさせるようにしてください。特に公園や人通りの少ない場所は避け、できるだけ明るい散歩コースを選ぶようにしてください。

環境の確認

道の状態の確認

夜は道の状態が見えにくいため、散歩コースを事前に確認しておくと良いでしょう。側溝や道路の突起物といった昼間は目につくものが夜は見えにくくなります。

野生動物に注意

夜はタヌキやアライグマなどの夜行性の野生動物が活発に活動します。場合によっては郊外の住宅地などでは、そういった野生の動物に遭遇する可能性があります。遭遇する可能性を考慮して、退避策などの危機管理も考えておいた方が良いでしょう。

マナーを守る

糞の処理

夜だからといって、糞の処理をしないでよい訳ではありません。糞の処理は忘れずに行うようにしてください。当然ですが、持ち帰るための袋を必ず携帯しましょう。

自己防衛

スマートフォンの持参

愛犬が事故などのトラブルにあったり、あなた自身がトラブルに巻き込まれた時のためにも、緊急時の連絡手段としてスマートフォンを持って行きましょう。夜道の懐中電灯の替わりにもなります。

自己防衛のための対策

念のため、あなたと愛犬を守るために、ペッパースプレーなどの自己防衛用具を持つことも検討してください。

愛犬の健康と安全対策

適切な服装

寒い季節には愛犬に服を着せて体温を保つようにしましょう。反対に、暑い季節には夜でも過度な運動は避けるようにしてください。また、水分補給を忘れずに行うように携行用のペットボトルを持参してください。

迷子対策

万が一愛犬が迷子になった時のことを考えて、愛犬には迷子札を付けておくと安心できます。迷子の場合、マイクロチップも有効でしょう。

これらの注意点を守りながら、愛犬との夜の散歩を楽しんでください。

愛犬の夜のお散歩のメリットとデメリット

夜に愛犬と散歩をするには、いくつかのメリットとデメリットがあります。以下はそのポイントになります。

メリット

涼しい気温

特に夏場は日中の気温が高くなるため、夜の涼しい時間帯に行うことで、愛犬にとって快適な散歩の時間を過ごすことができます。

混雑を避けられる

夜は公園や歩道が昼間ほど混雑していないため、愛犬がリラックスして散歩を楽しむことができるでしょう。

静かな環境

夜は昼間に比べて人通りも少なく静かなため、愛犬が散歩をストレスを感じすにリラックスしてできます。

飼い主の運動機会

昼間の喧騒な環境とは違って、あなた自身にとっても、静かな夜の散歩はストレスから解放され、リフレッシュできる時間になります。

肉球のやけど

昼間に比べ夜の道路では、アスファルトの温度も下がっており、特にマンホールや側溝の蓋(グレーチング)のような金属製のものによる肉球のやけどを回避することができます。

デメリット

視界の悪さ

夜は視界が悪くなるため、道の障害物や危険物を見逃しやすくなります。側溝や縁石、階段などの段差には注意が必要です。特に雨の日は気をつけてください。

犯罪や事故

夜間は犯罪や事故のリスクが高まるため、あなたと愛犬の安全を守るためにも人気の少ない公園や歩道のない道路などは避け、街灯のある明るいコースを選んで散歩をするようにしてください。

野生動物

都会でもタヌキやアライグマなど夜行性の動物が生息しており人が住んでいない空き家や廃墟などで巣作りをしていることが多く、夜の散歩では、そういった野生動物と遭遇する可能性が高まります。

拾い食いの危険

夜の街灯の少ない道では、昼間のように道路に落ちているものを認識するのが困難です。そのため愛犬が誤って拾い食いをしてしまう危険性があります。特に拾い食いに対するしつけが不十分な場合、危険性が高いので、懐中電灯などを用いて十分な配慮を行うようにしてください。

こうしたメリットとデメリットを考慮して、あなたと愛犬にとって最適な散歩の時間帯を選ぶことが最も重要なことですね。

愛犬との夜の散歩に最適なアイテム

夜に犬の散歩をする際には、安全性を確保し、快適な散歩ができるためのアイテムを準備しておくことが重要です。以下は、夜の散歩に役立つアイテムになります。

必需品

リード

リードには、反射材やLEDライトが付いているものを使用することをお勧めします。夜間の暗い道路では、存在を認識しやすいため、安全で安心した散歩ができるでしょう。

首輪またはハーネス

首輪(ハーネス)も反射材やLEDライトが付いているものがお勧めです。リードと同様に暗い道路では車や他の歩行者から見やすくなり安全に散歩ができます。

ライト

ヘッドランプや懐中電灯、スマートフォンのライトアプリなど、周囲を照らすためのライトを持参しましょう。暗い道路では足元が危険なので、散歩コースに極端に暗い場所がある場合の必需品です。

反射ベスト

車や他の歩行者にあなたと愛犬の存在を認識させるために、愛犬に反射素材の入ったベストを着用させると安心して散歩をすることができるでしょう。あなた自身も蛍光色のウィンドブレイカーなどを着用することをお勧めします。

補助的なアイテム

LEDライト付きの首輪

首輪自体にLEDライトが付いているものは非常に便利です。愛犬がどこにいるかが一目で分かり、交通事故などの危険から身を守ることができます。

迷子札

万が一愛犬が迷子になった場合に備えて、名前と連絡先が記載された迷子札を付けておくと安心です。

携帯電話

緊急時の連絡手段として必ず携帯電話を持参しましょう。GPS機能や懐中電灯アプリも活用できて便利です。

ウォーターボトルとボウル

特に長い散歩をする場合や夜になっても暑い季節には、水分補給が重要になってきます。携帯用のウォーターボトルと折りたたみ式のボウルを持っていきましょう。

便利なアイテム

ポーチやウエストバッグ

糞の処理袋、おやつ、携帯電話、鍵などを入れておくためのポーチやウエストバッグがあると非常に便利です。夜の散歩は視界が悪くなっているために腰に下げていると動きを妨げないことと出し入れがしやすいため、非常に便利です。

ペッパースプレー

夜の散歩では、予期せぬアクシデントも考えられます。犯罪者や夜行性の動物などから身を守るための自己防衛装備品として持っていると安心です。

これらのアイテムを活用して、夜の散歩を安全かつ快適に楽しんでください。

最後に

夏の暑い時期には、愛犬の散歩を夜に行っている飼い主の皆さまも多いと思います。しかし、愛犬の夜の散歩には多くの危険がつきものです。懐中電灯や蛍光アイテムなどを上手に使って安全に散歩することが重要になってきます。もちろん、リードは短くしっかり持って散歩を行うのは言うまでもございません。ちなみに、我が家ではLED付きの首輪を愛用しています。

夏場は朝方や夜の時間帯のお散歩が犬の健康管理にとっては必要ですが、覚えておいていただきたいのは、犬には太陽の光を浴びることも大切であるということです。昼の暑い志願を避けた夜の散歩は仕方がないとして、まだ、さほど熱くない早朝の日の出の時間には、朝の散歩に出かけていただきたいと思います。犬は日光を浴びることでビタミンDを体内で作ります。愛犬の健康を守るためにも早朝の散歩に連れて行ってあげてくださいね。

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