これから雨の季節が始まります。実は、我が家の愛犬、雨の日の散歩が大嫌いです。散歩の時、玄関のドアを開けた瞬間、まだ、雨が降っていなくても、これから降るであろう雨の臭いだけで、テンションがだだ下がりになります。晴れている日であれば1時間ほど散歩をするくせに、雨の日は、10分ほどで “今日はこれくらいで失礼!” って言わんばかりに、ご帰宅されます。皆さまのご家庭の愛犬は、如何ですか?
そんな悩みを解消すべく、今回は、雨の日の散歩が少しでも楽しくなる方法について、ご紹介させていただきます。
雨の日の散歩の工夫
雨の日でも、愛犬との散歩は大切です。運動不足の解消やストレス発散というだけではなく、一日のルーティーンとして重要です。しかし、雨具を着せられたり、濡れたりするのが苦手な子も多く、雨の日の散歩には工夫が必要になってきます。参考になるかどうかは分かりませんが、以下は、その一例になります。
1.散歩の時間を短くする
長時間の散歩は避けて、短い時間で回数を増やして散歩を行うようにしましょう。これにより、犬が濡れる時間を短くすることができます。また、ウェザーニューズなどの天気予報を確認しながら雨のやみまに散歩をするのも良いのではないでしょうか。
2.散歩のコースを変えてみる
少しでも雨を避けられるように、木陰やアーケードのあるコースを選んで見てはいかがでしょうか。また、泥や水たまりが少ない舗装された道を選ぶのも良いかと思います。
3.楽しいトレーニングを取り入れる
雨の日には、いつもと違ったコースで、坂道や階段などを利用して、短い散歩の間にトレーニングを取り入れるとストレス発散にもなります。少ない時間でも効率よく運動ができるはずです。
4.おやつを持って散歩に行く
雨の日の散歩が苦手な愛犬の場合には、おやつを持参して見てはいかがでしょうか。散歩中に良い行動をしたときにおやつを与えることで、雨の日に散歩に行くとおやつがもらえるという良い経験が、雨の日の散歩が楽しくなるかも知れません。
雨の日の散歩で準備するもの
雨の日の散歩では、天気の良い日の散歩とは違って散歩の前に準備をしておかないといけない事が幾つかあります。下記は、一例になりますが、準備しておいた方が良いと考えられますので、ご紹介いたします。
1.レインコート
防水性の高いレインコートを着せることで、犬が濡れずに快適に散歩できます。また、雨の日は視界が悪くなるため、特に夜は、反射素材のハーネスやリードを使って、車や他の人から見えやすくしてあげてください。
2.散歩の後のケア
散歩の後、すぐに濡れた体を拭けるよう、吸水性の高いタオルを用意しておきましょう。また、必要に応じてドライヤーを準備しておくこともお勧めします。
3.散歩の前の屋内運動
雨の日は散歩の前に室内での運動も取り入れると良いと思います。ボール遊びや綱引きなど、犬のエネルギーを発散させ雨の日の短い時間の散歩にも効果的です。階段の上り下りや追いかけっこなど、家の中でできる運動も試してみてはいかがでしょうか。
4.楽しい経験をさせる
雨の日の散歩を楽しんでいるときや良い行動をしたときは、いつも以上に褒めてあげてください。犬は褒めてもらうことで愛情を感じる動物なので効果的だと考えます。
これらの工夫を試して、雨の日でも愛犬との散歩を楽しんでください。雨の日の散歩を特別な時間にすることで、犬も雨の日を嫌がらずに楽しむことができるようになると思います。
レインコートを嫌がる場合の対処法
我が家の愛犬もご多分に漏れずレインコートが大の苦手です。レインコートを着せると一歩も動かなくなる頑固者です。このようなレインコートを嫌がる愛犬には、どのように対処すれば良いのでしょうか。以下に、いくつかの対処法をご紹介いたします。
1.徐々に慣れさせる
犬にとって急に新しいものを着せるのはストレスになる場合が多々あります。まずは、レインコートを短い時間だけ着せて、徐々に時間を延ばして慣れさせましょう。
2.楽しい経験を与える
レインコートを着せるときには、着たことを褒めてあげることと同時に、おやつを与えると効果的です。愛犬がレインコートを着ることを楽しい経験と結び付けることで、徐々に嫌がらなくなる可能性があります。
3.遊びを取り入れる
レインコートを着せる前や着せた後に、犬の好きな遊びをしてあげると、レインコートを着ることと楽しい経験を結び付けることができます。
4.着せる環境を整える
犬がリラックスしているときにレインコートを着せると効果的です。静かでストレスの少ない場所で、急かさずにゆっくりと着せるように心がけましょう。
5.レインコートの選び方
愛犬が動きやすく、身体にフィットしたレインコートを選ぶことが重要です。犬の動きを妨げず、適切なサイズのレインコートを選ぶと、犬もストレスを感じにくくなります。
6.短い散歩から始める
レインコートを着た状態での散歩を、まずは短い時間から始めることをお勧めします。徐々に時間を延ばしていくことで、犬がレインコートを着たままでの散歩に慣れていきます。
これらの方法を試してみて、犬がレインコートを着ることに徐々に慣れるようにサポートしてください。ただし、犬の個性や性格によって反応が異なる場合があるため、焦らずじっくりと取り組むことが大切です。
愛犬の雨の日の散歩のアイテム
雨の日の散歩を快適にするために、以下のアイテムを揃えると良いでしょう。
1.犬用レインコート
愛犬のレインコートは防水性の高い素材を選びましょう。フード付きや足をカバーするタイプもあります。また、 雨の日は視界が悪くなるため、反射素材が使われているものが安全です。
2.犬用ブーツ
雨の日の滑りやすい路面で安全に歩けるように、滑りにくいソールのブーツが重宝します。愛犬の足が濡れないように、防水性のあるブーツを選びましょう。ブーツを嫌がる子もいますので、事前に大丈夫かどうかの確認をしてください。
3.犬用傘(ドッグアンブレラ)
犬の上に傘をさして雨を防ぐアイテムで、リードに取り付けられるタイプがあります。
4.吸水タオル
散歩後に犬をすぐに乾かせるよう、大きめの速乾性のあるタオルを用意しておきましょう。
5.ドライヤー
犬用のポータブルドライヤーがあると、散歩から帰宅後すぐに玄関先で乾かせるので非常に便利です。
6.防水リードとハーネス
雨の日でも劣化しにくい防水素材のリードやハーネスを使用すると安全で安心です。防水なので、使用後に簡単に洗えるところも良い点だと思います。
7.反射ベスト
雨の日は視界が悪いため、反射ベストを着せて車や他の歩行者から見えやすくするのも重要です。
8.防水性のあるおやつポーチ
雨に濡れても大丈夫な防水性のあるおやつポーチを持っての散歩は、ご褒美を与える際に便利です。
9.雨除けキャリーバッグ
小型犬の場合、雨の日はキャリーバッグに入れて移動するのも一つの方法かもしれません。防水性の高い素材のキャリーバッグを選びましょう。
10.防水仕様のアウトドアマット
散歩から帰ってきた際に、家の中を汚さないように足元で使える防水マットを敷いておくと便利です。
これらのアイテムを使って、雨の日でも愛犬との散歩を快適に楽しんでください。また、犬の安全と快適さを最優先に考えて、アイテムを選びましょう。
まとめ
雨の日の愛犬との散歩は、晴れた日とは違ってテンションも低く、憂鬱になりがちです。ちょっとひと工夫することで、曇った気持ちから元気を取り戻すことができるはずです。梅雨の時期の散歩を快適にこなすためにも是非、試してみてください。