我が家の愛犬が、健康で長生きをしてほしい、病気にかからずに暮らしてほしいと、日頃から考えていらっしゃることだと思います。そして、そのために愛犬の健康管理は、抜かりなくやっていらっしゃると思います。
以前のブログでも、「自宅でできる愛犬の健康チェックとは?」で解説をさせていただきましたが、今回は、生活環境を中心とする愛犬を病気にさせないための具体的な対策について、お話をさせていただきます。
愛犬の健康管理の方法
愛犬の健康管理の方法についての具体的な対策を以下にまとめました。これらを実践することで、愛犬の健康を維持し、病気を予防することができます。
1.ワクチン接種
パルボウイルス、ジステンパー、狂犬病などの主要な病気に対するワクチンを適切な時期に接種しましょう。
2.定期検診
年に一度の健康診断を受け、早期発見・早期治療を目指しましょう。特に、高齢犬の場合は、半年に一度の健康診断をお勧めします。
3.食事管理
ドッグフードは品質の良いものを選び、栄養バランスを考えた食事を与えるようにしましょう。人間の食べ物は塩分や脂肪が多いため犬にとって有害な場合があります。また、肥満を防ぐために、適切な量の食事を与え、定期的に体重をチェックしましょう。
4.衛生管理
ブラッシングやシャンプーを定期的に行い、皮膚や被毛を清潔に保ちましょう。耳の中を定期的にチェックし、汚れや異臭がないか確認しましょう。必要に応じて掃除を行うようにしてください。また、磨きを習慣化し、歯垢や歯石を防ぐようにしてください。
5.運動と刺激
犬種や年齢に応じた適度な運動を行うことで、肥満やストレスを予防できます。おもちゃなどを使って遊ぶことで脳に刺激を与えることでしつけの訓練にもなります。
6.寄生虫予防
フィラリア予防薬を定期的に投与し、蚊を介した感染を防ぎましょう。また、ノミやダニについても害虫駆除剤などで駆除、侵入を防ぎましょう。
7.環境管理
寝床や犬の生活環境を清潔に保ち、病原菌の繁殖を防ぎましょう。倒れやすい家具や壊れやすい危険物を取り除くことで、愛犬が安全に過ごせる環境を整えてください。
8.ストレス
大きな音や急激な変化を避け、愛犬がリラックスできる環境を作りましょう。また、他の犬や人と適度に交流させることで社会性を育てることも大切です。
これらの対策を総合的に実施することで、愛犬の健康を維持し、病気を予防することができます。定期的な獣医師の診察やアドバイスを受けながら、愛犬に最適なケアを行いましょう。
愛犬を病気にさせないための4つのポイント
愛犬を病気にさせないためには、日々の生活の中でさまざまな対策を行うことが大切になってきます。そのためには、食事、運動、環境、予防の4つのポイントを押さえておく必要があります。
食事
1.ドッグフード
犬種、年齢、活動レベルに合った、良質な原材料を使用したドッグフードを選びましょう。市販のフードの中にはかなり安価で購入できるものがありまが、ドッグフードには人には使用できないような古い肉を使っているものもありますので、できる限り良質なフードを選んであげるようにしましょう。また、獣医師や犬の栄養管理士などに相談するのも良いかも知れません。詳しくは「ドッグフードの選び方」にて解説させていただいておりますので、是非、ご覧ください。
2.手作りの食事
栄養バランスが偏らないように、ある程度の基礎知識を身に着けてから始めるようにしてください。そして、獣医師や犬の栄養管理士などに相談しながら手作り食を与えることもお勧めします。詳しくは、「基本的な手作りドッグフードの作り方」をご覧ください。
3.飲料水
水は常に新鮮なものを用意し、いつでも飲めるようにしておきましょう。一か所だけではなく部屋の数か所に配置してあげるようにしてください。
4.食べ過ぎ
犬は太りやすい動物です。食べ過ぎに注意してください。愛犬の体重をチェックし、必要に応じて食事量を調整しましょう。食事の量に関しましては「犬のカロリー計算」をご覧ください。
5.おやつ
おやつは与えすぎないように注意しましょう。ドッグフードの一部を削って与えるなど、工夫して与えるようにしてください。
6.危険な食材
玉ねぎやチョコレートなど、犬には食べさせてはいけない食材がたくさんあります。人間は大丈夫でも犬にとっては危険な食材を決して与えないように注意してください。詳しくは「犬に食べさせてはいけない食べ物は何ですか?」をご覧ください。
運動
1.散歩
毎日、愛犬の年齢や体力に合った時間、散歩を行うようにしましょう。散歩は排泄だけではなく、愛犬の仕事であると考えてあげてください。詳しくは「犬の散歩」をご覧ください。
2.遊び
ボール遊びや引っ張りっこなど、愛犬が楽しめる遊びを取り入れましょう。また、ドッグランなどで他の犬と交流させるのも良い運動とストレス発散になります。
環境
1.清潔な環境
ケージやトイレは清潔に保ちましょう。定期的に選択を行い、トイレシートは頻繁に取り換えるようにしてください。住環境を清潔に保つことで表記から愛犬を守ることができます。詳しくは「犬にとっての理想の環境とは?」をご覧ください。
2.適温・適湿
犬は暑さにも寒さにも弱いため、室温を快適に保ちましょう。また、湿気も大敵です。特に梅雨の時期から夏場はエアコンなどで除湿するように心がけてください。
3.安全な住空間
愛犬が誤飲したり、怪我をしたりしないよう、玩具や危険な食べ物などを部屋に放置せず、整理整頓し、安全な住環境を整えてあげてください。
4.ストレス
犬はストレスに弱い動物です。十分な運動やスキンシップを取り、ストレスを溜めないようにしましょう。特に子犬や老犬はストレスを与える行動は控えてあげてください。
予防
1.予防接種
犬には、感染症を防ぐための予防接種が必要です。狂犬病予防接種を代表として、ジステンパーウイルス、パルボウイルス、アデノウイルスなどの予防接種を受けることが、病気から愛犬を守るために非常に大切です。獣医師の指示に従って、定期的に予防接種を受けましょう。
2.害虫駆除
ノミ、ダニ、寄生虫などの害虫の駆除は定期的に行うようにしてください。愛犬を害虫駆除のために散布した薬剤から守ることも忘れずに注意してください。また、愛犬の身体に付いたノミやダニは、散歩から帰った後、チェックするように心がけましょう。
3.健康診断
病気の早期発見・早期治療のためには、定期的に健康診断を受けることが大切です。獣医師の指示に従って、少なくとも年に1回の健康診断を受けましょう。
愛犬を病気にさせないための環境づくり
愛犬を病気から守るためには、健康的な環境を整えることが非常に大切です。以下は、愛犬のための健康的な環境づくりの具体的な方法になります。
1.清潔な生活環境
愛犬が過ごす場所を定期的に掃除をして汚れや埃を取り除くようにしてください。床や寝床、ケージなども清潔に保ちましょう。また、愛犬の寝床やベッドは定期的に洗濯し、清潔な状態を保ちましょう。寝床は快適で柔らかく、愛犬がリラックスできる場所であることが大切です。
2.適切な温度管理
愛犬が過ごす部屋の温度は適切に調整します。夏は過度な暑さを避けるために冷房を使用し、冬は暖房を使用して寒さを防ぐようにしてください。特に、夏場は直射日光を避けるために日陰の涼しい場所を作ってください。水を飲むためのボウルも頻繁に水を換えるようにしてください。
3.安全な環境
愛犬が口に入れる可能性のある有害物質(薬品、掃除用具、一部の植物など)を犬の届かない場所に保管します。
小さな物の管理:飲み込んでしまう恐れのある小さな物(おもちゃの破片、ゴミなど)は、犬の周りに置かないようにします。
4.運動ができる空間
愛犬が自由に動き回れる広さのスペースが必要です。屋内だと犬にとっては満足な運動とストレスの発散はできません。庭や公園で散歩や遊びを行うことで、運動不足を防ぎ、ストレスの発散と健康維持に繋がります。
4.社会的な環境
適度に他の犬や人と交流させることで、社会性を身につけさせてください。新しい場所や人に慣れることも犬にとっては大切な経験にもなります。しかし、初めての場所の場合、大きな音や過度な刺激を与えるような場所は避け、愛犬がリラックスできる環境を選びましょう。
5.衛生管理
定期的にシャンプーを行い、ブラッシングで被毛を整えるようにしてあげてください。これにより、皮膚病や毛玉の予防になります。また、歯磨きを習慣化し、歯周病を防いであげてください。爪も定期的にケアし、歩行の支障が起こらないように注意してください。
これらの病気にならないための環境づくりを実行することで、愛犬の健康を守り、快適に生活が送れるようになります。定期的なチェックとケアを忘れずに、愛犬と共に健康で楽しい生活を送りましょう。