愛犬の夏バテ予防のための食事

暑い暑い夏、あなたの愛犬は夏パテをしていませんか?
人間もこの季節になると食欲がなくなります。食欲がないからといって、冷たいものばかり食べてませんか?
お陰様で我が家の愛犬は、食欲旺盛で、毎日ペロリとごはんを平らげています。
なぜかというと、夏の手作りフードを食べているからかも知れません。
日本の夏は暑いだけではなく湿度も高いため、人も犬も少なからず健康に何らかの影響が出てくるものです。
そこで今回は、そんな暑い夏を乗り切るための「愛犬の夏バテ予防のための食事」について、ご紹介をさせていただきたいと思います。

目次

愛犬の食事で注意すべきポイント

愛犬の夏バテを防ぐためには、いくつかの注意すべきポイントがあります。食事のときに注意すべき具体的なポイントについてご紹介いたします。是非、実践してみてください。

水分補給

新鮮な水を用意する

自宅での愛犬の水飲み場は、複数に設置するようにしてください。愛犬がいつでも新鮮な水を飲めるようにしてあげることが大事です。水はこのめに新鮮なものに入れ替えて、常に清潔に保つようにしてあげてください。また、暑い日には、水に氷を入れて冷たくしてあげることで、愛犬が好んで飲んでくれることがありますので、お試しください。

水分を多く含んだ食事

日常、ドライフードを与えているご家庭では、夏の暑い時季には、ドライフードにぬるま湯や冷たい水を加えて柔らかくして与えるのも良い方法です。消化を助け、水分補給にもなります。また、ドライフードではなく、夏場はウェットフードにしてあげるのも良い方法だと思います。ウェットフードは水分を含んでいますので、水分補給にもなります。

栄養価の高い食事

低脂肪・高タンパク質

鶏肉や魚などの低脂肪で高タンパクな食材を使用した、エネルギー効果の高い食事を与えるようにしてください。植物性タンパク質が豊富な豆腐を少量与えるのも良いでしょう。

ビタミン・食物繊維

ニンジンやかぼちゃなどの野菜には、ビタミンや食物繊維を多く含んています。細かく刻んで与えるとによって消化に良くビタミンと食物繊維の補給にもなります。また、りんごやブルーベリーなど、犬が食べても安全なフルーツを少量与えることもビタミン補給のために良いと思います。

冷たいおやつ

散歩の後や屋外から帰った時は、凍らせたヨーグルトやバナナ、ブルーベリーなどのフルーツをおやつとして与えるのも良い方法です。口当たりがよく、暑さを和らげるのには最適です。

食事の回数と与える時間

食事は一度にたくさん与えるのではなく、1日に3~4回に分けて少量ずつ与えるようにするのも良い方法かも知れません。一日に食べる量の食事を数回に分けて与えることで消化負担の軽減になります。また、早朝や夕方など、気温が低い時間帯に食事を与えるとで食欲増進にも繋がります。

その他

有害な食材を避ける

チョコレート、玉ねぎ、ぶどう、カフェイン、アルコールなど、犬にとって有害な食材は絶対に避けましょう。詳しくは、「犬に食べさせてはいけない食べ物は何ですか?」に掲載しておりますので、こちらもご覧ください。

食事のバリエーション

定期的にメニューを変えて、愛犬が食事を飽きないようにしてあげてください。暑い日には、鶏肉と夏野菜をトッビングしたアレンジフードなんかもお勧めです。

獣医さんからのアドバイスを受ける

特に体調が心配な場合や、特定の栄養素が不足している場合には、獣医さんや犬の管理栄養士のアドバイスを受けることをお勧めします。

これらの方法で実践していただくことで、愛犬の夏バテを予防し、健康で快適な夏を過ごさせることができます。

愛犬の夏バテに最適な食品

高タンパク、低脂肪の食材

高タンパクで低脂肪な食材の代表的なものとして、鶏肉とレバーがあります。
他にも牛肉や豚肉などもありますが、いずれもカロリーが高く、価格も鶏肉やレバーと比較すると高いと言うこともあり、今回は、この2点に絞ってお話をしたいと思います。

鶏肉

● 鶏ささみ

鶏のささみは、高たんぱく、低脂肪、低カロリーな食材です。また、鶏のささみは淡白で食べやすいため、夏バテをした愛犬には最適な食材になります。

● 鶏むね肉

鶏のむね肉もささみと同様に高たんぱく、低脂肪、低カロリーな食材になります。夏バテをした愛犬には最適な食材です。ただし、下記の表にあるとおり皮付きのむね肉の場合、鶏の皮に脂質が多く含まれています。皮付きのむね肉は皮なしのものよりカロリーが高くなるため、愛犬の夏バテ予防の食材としては、皮なしのむね肉をお勧めします。

種別カロリーたんぱく質脂質
鶏ささみ98 kcal23.9g0.8g
鶏むね(皮なし)113 kcal24.4g1.9g
鶏むね(皮つき)229 kcal19.5g17.2g
(表1)鶏のささみと、むね肉の100gあたりのカロリーと栄養価の測定値です。

レバー

レバーもまた、高たんぱく、低脂肪な食材であり、主に牛・豚・鶏の3種類が食用として食べられており、いずれのレバーも犬に食べさせて大丈夫な食品になります。

レバーが持つ栄養素の特徴は、ビタミンA、ビタミンB群、鉄分、亜鉛、銅、セレン、タンパク質など、多くの重要な栄養素を豊富に含んでいることです。これらの栄養素は、犬の視力、免疫機能、皮膚および毛並みの健康、エネルギー代謝、血液などのさまざまな健康の予防をしてくれます。

ただし、ビタミンAや鉄分の過剰摂取に注意し、適切な量を守ることがレバーを摂取する上でとても重要になってきます。以下はレバーの栄養上の注意点になります。

(栄養上の注意点)

1.ビタミンAの過剰摂取

レバーはビタミンAが非常に豊富に含まれています。過剰摂取は中毒を引き起こす可能性があるため、適切な量を守ることが重要です。週に1〜2回、少量ずつ与えるようにしましょう。

2.適切な量を与える

レバーは高栄養価ですが、バランスを保つために他の食材と組み合わせて与えることが大切です。一般的には体重1kgあたり約10g以下のレバーを目安にします。

3.完全に火を通す

生のレバーは寄生虫や細菌のリスクがあります。必ず完全に火を通してから与えてください。

4.鉄分の過剰摂取を避ける

レバーは鉄分が豊富です。過剰摂取は鉄過剰症を引き起こす可能性があるため、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。

5.他の栄養素とのバランスを考える

レバーは非常に栄養価が高いですが、他のビタミンやミネラルもバランスよく摂取することが重要です。特にカルシウムとのバランスを考える必要があります。

6.アレルギーの兆候を観察する

初めてレバーを与える場合は、少量から始めてアレルギー反応がないか観察します。アレルギーの兆候には、かゆみ、皮膚の発赤、嘔吐、下痢などがあります。

7.適切な保存方法

生のレバーは冷蔵庫で保存し、できるだけ早く使用します。長期間保存する場合は冷凍することを検討してください。

レバーをバランスの取れた食事の一部として取り入れることは、愛犬の健康を予防するのに効果的にサポートすることができます。下記の(表2)をご覧いただくと分かりますように、牛・豚・鶏のレバーにはそれぞれの栄養素ごとに特徴があります。

● 各レバーの特徴の違い

レバーが持つ栄養素の特徴は下記の(表2)をご覧いただくと分かりますように、牛・豚・鶏のレバーにはそれぞれの栄養素ごとに特徴があります。

栄養素牛レバー豚レバー鶏レバー
エネルギー132㎉128㎉111㎉
たんぱく質19.6g20.4g18.9g
脂質3.7g3.4g3.1g
炭水化物3.7g2.5g0.6g
ナトリウム55㎎55㎎85㎎
カリウム300㎎290㎎330㎎
リン330㎎340㎎300㎎
4.0㎎13.0㎎9.0㎎
5.30㎎0.99㎎0.32㎎
ビタミンA1100㎍13000㎍14000㎍
ビタミンB10.22㎎0.34㎎0.38㎎
ビタミンB23.00㎎3.60㎎1.80㎎
ナイアシン13.5㎎14.0㎎4.5㎎
ビタミンB60.89㎎0.57㎎0.65㎎
ビタミンB1252.8㎍25.2㎍44.4㎍
葉酸1000㎍810㎍1300㎍
パントテン酸6.40㎎7.19㎎10.10㎎
ビタミンC30㎎20㎎20㎎
(表2「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より抜粋)

1.牛レバー

ビタミンA、ビタミンB12、鉄分、亜鉛、銅、タンパク質が豊富で、全体的な栄養価が非常に高く、濃厚な味わいがあり、やや硬めの食感が特徴になります。

2.豚レバー

ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB12、鉄分、銅、タンパク質が豊富で、特にビタミンB1の含有量が高く、比較的あっさりとした味わいで、柔らかい食感が特徴です。

3.鶏レバー

ビタミンA、ビタミンB12、鉄分、タンパク質が豊富で、脂肪が比較的低いため、健康的な体重管理に適しており、軽い味わいときめ細かい食感が特徴です。

牛レバー、豚レバー、鶏レバーにはそれぞれの特徴と栄養価があり、バランスの取れた食事を摂取するためには、適量を守りながらこれらを組み合わせることがとても大切です。必要な時は獣医さんに相談しながら愛犬の夏バテ予防を行うようにしてあげてください。

水分が豊富な食材

前述でも説明したとおり、愛犬の夏バテには、水分補給が非常に大事なカギとなってきます。夏の野菜で特に水分の豊富なものの代表として、キュウリ・トマト・スイカがあります。この3種類の食材についての健康効果と与える時の注意点について説明をさせていただきます。

キュウリ

キュウリは、犬にとってヘルシーなおやつとして適しています。低カロリーで水分が豊富なため、特に夏の暑い季節には水分補給にも役に立ちます。ただし、与える際にはいくつかの注意点があります。以下に、キュウリの健康効果と犬に与える際の注意点について説明いたします。

キュウリの健康効果

1.水分補給

キュウリの約95%が水分です。水をあまり飲まない愛犬の水分補給には、たいへん重宝します。特に夏の暑い時期には、体温調節に役立ちます。

2.低カロリー

キュウリはほとんどが水分でできているため低カロリーで、太り気味の愛犬にも適した食材になります。

3.食物繊維

キュウリの食物繊維が腸の健康をサポートし、便通の改善にも役立ちます。

4.ビタミンとミネラル

ビタミンC、ビタミンK、カリウム、マグネシウムなどのビタミンとミネラルが多く含まれており、全体的な健康管理に役立ちます。

キュウリの栄養価(100gあたり)

カロリー15 kcal
水分約95%
炭水化物3.6 g
タンパク質0.7 g
脂肪0.1 g
食物繊維0.5 g
ビタミンC2.8 mg
ビタミンK16.4 µg
カリウム147 mg
マグネシウム13 mg

● 犬にキュウリを与える時の注意点

1.適量を守る

キュウリはヘルシーなおやつですが、食べすぎると下痢や胃の不調を引き起こす可能性があります。適量を守ることが重要です。小型犬には1〜2切れ、中型犬には数切れ、大型犬には半分から1本程度が目安です。

2.種と皮

種は小さいため、通常は問題ありませんが、消化に負担がかかる場合があるため、気になる場合は取り除いて与えましょう。皮は栄養価が高いですが、硬いため、薄くスライスして与えると良いでしょう。すりおろして与えることもお勧めいたします。

3.塩分や調味料を避ける

人間用に味付けされたつけもの漬物やピクルスなどキュウリの加工品は、犬に与えないようにしましょう。塩分や調味料は犬にとって有害な場合があります。

4.アレルギー反応に注意

初めて与える場合は、少量与えてアレルギー反応がないかチェックするようにしてください。与えた後に嘔吐、下痢、かゆみ、皮膚の赤みなどが見られた場合は、与えるのを止めて、獣医さんの診断を行うことをお勧めします。

5.喉に詰まらせないようにする

小犬や老犬の場合、キュウリを小さく切って与えたとしても、喉に詰まらせるリスクがあります。大きな塊は避け、薄くスライスするかすりおろして与えるようにしてください。

まとめ

キュウリは、低カロリーで水分が豊富なため、犬にとってヘルシーなおやつとして適しています。適量を守り、種や皮に注意し、塩分や調味料のない状態で与えることが大切です。また、アレルギー反応や喉に詰まらせるリスクにも注意しながら、キュウリを犬の食事に取り入れることで、健康的な夏の水分補給と栄養補給になります。

トマト

トマトは、愛犬の夏バテには打ってつけの食材です。食事やおやつとして与えれば健康に良い効果がありますが、いくつかの注意点もあります。以下に、トマトの栄養価と犬に与える際の注意点について説明いたします。

● トマトの健康効果

1.抗酸化作用

ご存知のように、トマトにはリコピンが豊富に含まれています。このリコピンの抗酸化作用により、細胞を維持することにより健康が保たれます。

2.ビタミンC

ビタミンCは、免疫機能を強化しコラーゲン生成をサポートします。

3.ビタミンK

ビタミンKは、血液凝固に関与し、骨の健康をサポートします。

4.カリウム

カリウムは、血圧の調整、筋肉機能の維持に役立ちます。

5.低カロリー

キュウリは、低カロリーなため、愛犬の体重管理にも適しています。

トマトの栄養価(100gあたり)

カロリー18 kcal
水分94%
炭水化物3.9 g
タンパク質0.9 g
脂肪0.2 g
食物繊維1.2 g
ビタミンC14 mg
ビタミンK7.9 µg
カリウム237 mg
葉酸15 µg
リコピン2.57 mg

● 犬にトマトを与える時の注意点

1.適量を守る

トマトは適量を守って与えることが重要です。小型犬には少量、中型犬には1/4個、大型犬には1/2個程度が目安です。

2.緑色の部分を避ける

トマトの葉、茎、未熟な緑色の部分にはソラニンと呼ばれる毒素が含まれており、犬にとって有害です。熟した赤い部分のみを与えるようにします。

3.アレルギー反応に注意

初めて与える場合は、少量与えてアレルギー反応がないかチェックするようにしてください。与えた後に嘔吐、下痢、かゆみ、皮膚の赤みなどが見られた場合は、与えるのを止めて、獣医さんの診断を行うことをお勧めします。

4.消化に負担をかけないようにする

大きな塊は避け、薄くスライスするか、細かく刻んで与えると良いでしょう。消化に負担をかけないためにも、適切な大きさに切って与えましょう。

5.調味料や添加物を避ける

人間用に調理されたケチャップやトマトソースなどは、塩分や調味料が含まれているため、犬には与えないようにしてください。

まとめ

トマトは、リコピンやビタミンCなどの栄養素を豊富に含み、犬に適量を与えれば健康に良い効果があります。ただし、緑色の部分には毒素が含まれているため、熟した赤い部分のみを与えるようにし、適量を守ることが大切です。トマトを愛犬の夏の食事に取り入れることで、水分補給や栄養補給に役立ちます。

スイカ

スイカは、犬にとってヘルシーで水分補給にも役に立つおやつです。ただし、与える際にはいくつかの注意点があります。以下に、スイカの栄養価と犬に与える際の注意点について説明いたします。

● スイカの健康効果

1.水分補給

スイカは水分が豊富で、特に夏の暑い時期には水分補給に役立ちます。

2.低カロリー

スイカは低カロリーであるため、体重管理が必要な犬にも適しています。

3.抗酸化作用

スイカにはトマトと同様にリコピンが豊富に含まれています。このリコピンの抗酸化作用により、細胞を維持することにより健康が保たれます。

4.ビタミンC

ビタミンCは、免疫機能を強化しコラーゲンの生成をサポートします。

5.ビタミンA

視力の維持、皮膚と被毛の健康をサポートします。

6.カリウム

ビタミンAは、血圧の調整、筋肉機能の維持に役立ちます。

スイカの栄養価(100gあたり)

カロリー30 kcal
水分約92%
炭水化物7.6 g
タンパク質0.6 g
脂肪0.2 g
食物繊維0.4 g
ビタミンC8.1 mg
ビタミンA569 IU
カリウム112 mg
マグネシウム10 mg
リコピン4.5 mg
シトルリン230 mg

● 犬にスイカを与える時の注意点

1.種を取り除く

スイカの種は消化管に詰まる可能性があるため、必ず取り除いてから与えるようにしてください。

2.皮を取り除く

スイカの皮は消化しにくく、消化不良を引き起こす可能性があるため、皮を取り除いてから与えるようにしてください。

3.適量を守る

スイカは水分が多いため、大量に与えると下痢や胃の不調を引き起こす可能性があります。小型犬には少量、中型犬には数片、大型犬には適量を守って与えるようにしてください。

4.アレルギー反応に注意

キュウリやトマトと同様に初めて与える場合は、少量与えてアレルギー反応がないかチェックするようにしてください。与えた後に嘔吐、下痢、かゆみ、皮膚の赤みなどが見られた場合は、与えるのを止めて、獣医さんの診断を行うことをお勧めします。

5.冷たすぎないように

冷蔵庫から出したばかりのスイカは冷たすぎる場合があるため、少し常温に戻してから与えると良いでしょう。

まとめ

スイカは、低カロリーで水分が豊富なため、犬にとってヘルシーなおやつとして適しています。種と皮を取り除き、適量を守って与えることが重要です。スイカを犬の食事に取り入れることで、水分補給や栄養補給が期待できるでしょう。また、アレルギー反応や消化不良のリスクにも注意しながら、安全にスイカを楽しませてあげてください。

栄養価の高いドッグフードの見分け方

栄養価の高いドッグフードを見分けるためには、ラベルや成分表を詳しくチェックし、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。以下のガイドラインを参考にして、高品質で栄養価の高いドッグフードを選びましょう。

栄養価の高いドッグフードの条件

主成分を確認する

1.肉類が主成分

最初に表示されている成分が鶏肉、牛肉、魚などの高品質なタンパク質源であることを確認します。これが栄養の主要な供給源となります。

2.具体的な成分名の記載

曖昧な「肉副産物」や「動物脂肪」ではなく、「鶏肉」や「サーモン」など具体的な成分が記載されていることを確かめるようにしてください。。

栄養成分のバランス

1.タンパク質の含有量

成分表でタンパク質の割合を確認しましょう。成犬の場合、18%以上のタンパク質が含まれているのが望ましいです。

2.脂肪の含有量

成犬には8%以上の脂肪が必要ですが、肥満犬や老犬の場合は、脂肪分の少ないものを選ぶようにしてください。

添加物と保存料

1.天然の保存料

ビタミンE(トコフェロール)やビタミンC(アスコルビン酸)など、天然の保存料が使用されているものを選ぶようにしてください。

2.合成添加物の回避

BHA、BHT、エトキシキンなどの合成保存料や着色料、香料が入っていないか確認してください。もし、入っているようであれば避けるようにしましょう。

消化に良い成分

1.穀物の種類

米やオート麦など、消化しやすい穀物を使用しているかどうか。グレインフリーの選択肢もあります。

2.食物繊維

ビートパルプ、さつまいも、かぼちゃなどの良質な繊維源が含まれているか確認しましょう。

必要な栄養素

1.オメガ脂肪酸

皮膚と被毛の健康をサポートするために、オメガ3とオメガ6脂肪酸が含まれているかどうかの確認もしましょう。

2.ビタミンとミネラル

ビタミンA、D、E、B群、カルシウム、リンなどの必須ビタミンとミネラルがバランスよく含まれているかの確認も忘れずに行ってください。

プロバイオティクスとプレバイオティクス

プロバイオティクス(善玉菌)やプレバイオティクス(善玉菌の栄養源)が含まれているフードを選ぶことをお勧めします。腸内環境の改善や消化器の健康に役立ちます。

メーカーの信頼性

1.認証マーク

AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしているか確認してください。これは、フードが完全かつバランスの取れた栄養を提供することを保証してくれます。

2.リコール履歴

過去にリコールが頻繁に発生していないメーカーを選ぶようにしてください。

まとめ

愛犬の夏バテ防止のための食事で最も大切なことは、水分補給と栄養バランスの取れた食事を与えることです。新鮮な水を常に用意し、水分が多い食材を取り入れること、そして高品質なタンパク質やビタミン、ミネラルを豊富に含む食材を与えることが重要です。また、消化しやすい食事を心がけ、必要に応じて栄養補助食品やサプリメントを利用し、定期的に健康状態をチェックすることで、夏バテを防ぎ、健康を維持してあげてください。

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